企業がフェイスブックやツイッターインスタグラムなどのSNSを利用して販促活動を行うことは一般的になってきています。しかし中小企業ではSNSを使うまでにはいかないというところが現状ではないでしょうか。どうしてもSNSといえば大手企業のイメージが強い気がします。「バズる」や「炎上」といった言葉もよく聞きなんとなくハードルが高くなってしまいがちですが、実際にSNSの運用では「バズる」必要はありません。欲しい情報を欲しい方に伝える手段として中小企業こそ積極的に使うことをお勧めします。もちろん通常の業務プラスの作業になりますので継続するのは大変かもしれません。しかし、コロナでの自粛が続くこの時期に少しでも時間ができたら挑戦してみるのはどうでしょうか。ピンチをチャンスにかえるきっかけのひとつになるかもしれません。
中小企業はSNSを積極的に使うことがおすすめです
中小企業がSNSを使うメリットは自社を知ってもらい、リピーターやファンを育てることができるということです。口コミや紹介などとあわせてSNSを使うことでさらに可能性が広がります。もちろん簡単ではありませんが何もしてないよりは確実によいはずです。またSNSでは一方的な広告とは違うのでお客様の意見を直接聞くことができます。それによって気づいていなかった部分に気づいたり、改善につなげることもできます。たくさんの人をSNSで集めることは難しいことですが、つながったお客様とはコミュニケーションが取りやすく自社のファンになってもらう可能性もあります。うまく活用すれば広告費をたくさんかけなくても宣伝効果が見込めます。
各SNSの特徴 向いている投稿
SNSといってもいろいろと種類があります。なにもかも使うという事は手間も時間もかかるのでおすすめしません。それぞれのSNSの特徴を知り自分がどのSNSを使ったら良いのかをしっかりと考えてから始めましょう。どのSNSでもできればビジネスアカウントを利用しましょう。
各SNSの特徴
ツイッター
<特徴>
・文字が中心(文字数の制限あり)
・情報のスピードが早い
・リツイート機能により拡散力に優れている
・不特定多数の人に情報を拡散
・若い人の利用が多い
<むいている投稿>
・イベントやキャンペーンなどの投稿
・若者向けの商品、サービスの投稿
・実況のようなリアルタイム感のある投稿
・話題作り
フェイスブック
<特徴>
・文字、画像、動画による投稿
・実名登録が基本
・年齢層が高い
・企業の情報を細かく掲載できる
<むいている投稿>
・信頼度の必要な投稿(医療関係・エステ・学習塾等)
・内容、質のある投稿
インスタグラム
<特徴>
・写真や動画がメイン
・ハッシュタグを使うことでコミュニケーションを行う
・女性の利用が多い
<むいている投稿>
・料理や美容、ファッションなど画像で情報が伝わりやすい投稿
・オンラインショップなどの紹介
実際にどうすればいいのか?各SNSのやり方
実際にSNSを始めようと思ったときには以下のリンクを参考にしてみてください。
ツイッター Twitter企業アカウントの作成方法と運用のコツ
フェイスブック 企業・店舗で活用できるFacebookページの作り方
インスタグラム インスタグラム企業アカウントのつくり方
SNSを利用して日本、世界へ
SNSは可能性を秘めたツールです。弊社は福岡県北部、北九州市のとなりに位置する小さな町にあります。少し前にこの町のテニス少年が話題になりました。少年はSNSをきっかけに女子テニスの大坂なおみ選手を世界一に導いた元コーチのサーシャ・バインさんから連絡をうけたのです。きっかけはお父さんがインスタグラムで公開した練習動画だったそうです。この動画を見てその打ち方に興味を持ったバインさんが連絡をし一緒に練習をする約束をしたといいます。パインさんがインスタグラムにコメントを寄せたことであっという間に世界中にファンが増えたそうです。さらには世界的スポーツブランド・ウィルソンと日本人最年少でスポンサー契約を結んだそうです。このように昔なら考えられなかったことが今では起こります。地方でもこのようなツールを使うことで可能性が広がるのです。もちろん、すぐに結果がでるわけではありませんのですぐに結果を求めずに継続することが大切です。